MIYADAIKU
WHAT IS MIYADAIKU
宮大工とは、神社・仏閣・城などの歴史的建造物を専門に建設・修復する職人のことです。一般の大工工事が機械加工や規格材を多用するのに対し、宮大工は手工具による手加工と、何百年もの歴史を持つ伝統継手・仕口技術を駆使します。
木の性質を深く理解し、釘を使わずに木と木を組み合わせる「木組み」で構造を作る技術は、現代の機械加工には再現できない精度と耐久性を持ちます。
市川建築の代表は、この宮大工の修行を経た上で一級建築士の資格も取得。日本でも希少な「宮大工×一級建築士」の二刀流として、設計から施工まで一貫して手がけます。
ACHIEVEMENT · 2014
2014年当時、代表は宮大工として名古屋城本丸御殿の復元修復工事に参加しました。本丸御殿は江戸時代初期(1615年)に建てられた重要文化財の建造物です。
修復工事では現代の技術だけでなく、当時の建築技法を忠実に再現する必要があります。代表はその修復作業に宮大工として携わり、その様子は動画記録にも収められています。
※ 2014年当時の実績です。詳細・詳しい経緯については、お問い合わせにてお尋ねください。
SKILLS
数百年の歴史の中で磨かれた宮大工の技術は、現代の住宅建築にもその本質的な価値を発揮します。
木材を長さ方向に接合する技術。釘や金具を一切使わず、木の形状だけで接合します。鎌継ぎ・追掛大栓継ぎなど数十種類があり、用途や荷重に合わせて使い分けます。
直角または斜め方向に木材同士を接合する技術。柱と梁、梁と桁などの接合部に使います。蟻差し・渡り顎など、荷重方向を計算した立体的な加工が必要です。
継手・仕口の技術を組み合わせて全体の構造を組み上げること。地震の揺れに対して木がしなやかに動き、エネルギーを分散させる「粘り強さ」が生まれます。
宮大工は木の産地・樹齢・木目・乾燥状態を見極め、用途に応じて最適な木材を選びます。市川建築ではこの「目利き」の技術を活かし、無垢材・自然乾燥材を中心に選定します。
鑿(のみ)という刃物を使い、木の繊維に沿って丁寧に削り仕上げる技術。機械では出せない手仕事の質感と、木の表面の美しさが生まれます。
APPLICATION
木組み工法は木が乾燥するにつれて締まっていく性質があり、年数が経つほど強固になります。神社仏閣が何百年も現存する理由のひとつです。
宮大工の鑿仕上げで表面を整えた木材は、光の当たり方によって木目が浮かび上がります。無垢材の手触り・香りも、住む人の心を豊かにします。
一級建築士でもある代表が設計し、宮大工として自ら施工するため、設計図の意図が100%施工に反映されます。設計と施工の間で生まれる「ズレ」がありません。